ライティング

【ライター初心者向け】伝え方に気をつけよう!直接メッセージと間接メッセージ

皆さんは誰かに何かを伝えたいとき、どのように伝えますか?

相手によってはやんわりと伝えたり、上下関係や信頼関係のある相手には直接的に伝えたり、様々ですよね。

ライティングも同じなのです。

伝え方を気をつけなければ、記事を読んでもらうどころか、反発を食らうことになります。

私は何度も失敗する中で少しずつ身に着けてきましたが、ライティングでの伝え方を学ぶ上で、実際の対面のコミュニケーションにも活かすことが出来るようになってきました。

ライティングというのは文章を書くということですよね。その真意は文章で伝えることになります。

文章というのは、文字のみという限られた中で伝えるということ、つまり対面や動画で伝えるよりも圧倒的にハンデがある中で伝えるということなのです。

したがって、ライティングでのメッセージの伝え方を学ぶことにより、対面でのコミュニケーションも円滑に行えるようになります。より多くの人に満足してもらう記事を書くことも出来るようになります。まさに一石二鳥ですね。

この記事では、ライティングにおける伝え方、とくに直接メッセージと間接メッセージに関して解説しています。

ライティングだけでなく対面のコミュニケーションにも活かしてみてください。

直接メッセージとは

直接メッセージとは何でしょうか?

それは、文字通り、直接的にメッセージを伝えることです。

例えば、母が子供に部屋を掃除して欲しいという状況を想定して、解説します。

このような状況であれば、

「部屋の掃除しなさい!」という直接的・命令的な伝え方が直接メッセージです。

直接伝えたいことを伝えています。

なんのひねりもないので、簡単に伝えることができます。

しかし、直接メッセージで伝えて、相手がすんなり受け入れられるのは、

すでに信頼が成り立っていることが大前提です。

信頼関係が成り立っていても、時と場合によっては、直接メッセージを受けるとイライラしてしまうこともありますよね。

伝えることは簡単だけれども、相手を動かすのは難しいのが直接メッセージです。

間接メッセージとは

では、間接メッセージとはどのようなものでしょうか?

同じ例で解説すると、

「部屋の掃除をすると、心が綺麗になって、勉強もはかどるよ」といった伝え方です。

「部屋の掃除して欲しい」というこちら側の要望を直接伝えるのではなく、間接的に、柔らかい伝え方のことです。

ダイレクトに伝えていない分、相手には伝わりづらいですが、攻撃的な印象はありません。

伝えることに工夫はいりますが、相手はより受け入れやすくなるのが、間接メッセージです。

ライティングにおける直接メッセージと間接メッセージ

ライティングの場合では、直接メッセージと間接メッセージ、どちらを使うべきでしょうか?

それは、「間接メッセージ」です。

ライティングというのは、不特定多数の読者に向けて書くものですよね。この不特定多数の相手とは、初対面であることが大半です。信頼関係が成り立っていないことが大半です。

もちろん中には、何度も自分のサイトを訪れてくれていて、お問い合わせから何度もやり取りをしていて、信頼関係がある程度成り立っている人もいるかも知れません。

しかし、やはり大半は不特定多数の初対面の方が読者になるので、この「間接メッセージ」を使っておくのが無難です。

初めから間接メッセージでライティングすることが難しければ、ひとまず直接的に書いてみて、その後、間接メッセージでリライトしてみてください。

ちなみに、人は、直接メッセージを好む人と間接メッセージを好む人がいます。なんとなく想像できるとは思いますが、「もっと直接的に言ってくれ」という人もいれば「そんなダイレクトに伝えれても気が滅入る」という人もいます。

あくまで、間接メッセージを使っておくのが無難ということです。

直接メッセージを絶対に使ってはいけないというわけではありません。

「ここぞ!」というところでは、直接メッセージを使って、ダイレクトに伝えるということも一つの技術です。

大事なことは、伝え方には「直接メッセージ」と「間接メッセージ」があるということを知り、それを使い分けるということです。

直接メッセージを間接メッセージに書き換える手段

では、直接メッセージを間接メッセージに書き換えるには、どのようにすればよいでしょうか?

一つの方法は、自分自身の体験談としてリライトするという方法です。

英文をスラスラ読めるようになるには、単語は必須です。まずは必須単語を1,000語を確実に暗記しましょう。

よりも

英語が苦手だった私は、必須単語を確実に覚えることによって、英文がスラスラ読めるようになりました。

の方が、柔らかく印象だと思います。

どちらも伝えたいことは、「英文をスラスラ読むためには、必須単語を確実に覚えろ」ということです。

自分なりの体験として書くことによって、相手と信頼関係が成り立っていなくても、そういう方法もあるのか、と受け入れてもらうことが出来ます。

このように、直接メッセージを体験談を交えることによって間接メッセージに書き換えることが出来ます。

基本的には、間接メッセージを使うようにしましょう。

伝え方を学ぶオススメの書籍

さらに伝え方を学びたい方は以下の書籍もオススメです。どれも評価が高く、一見する価値はあります。

実際に読んだことのあるド定番のみを紹介しています。

伝え方が9割 | 佐々木圭一

一昔まえに流行った書籍です。
内容はそこまで濃くはありませんが、とても読みやすく、評価もとても高いです。コピーライターのプロが執筆しており、一時期ベストセラーになった書籍です。

漫画版もあります。

人を動かす | デール・カーネギー

デール・カーネギーの不朽の名作です。大学生の時に購入し、今でもたまに読み返します。

様々な具体例を交えて、人間関係の原則をわかりやすく解説している書籍です。

1937年に初版が発行されると瞬く間にベストセラーとなり、累計で1,500万部。邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。

人づきあいの根本原則を実例豊かに説き起こし、時代を超えて読み継がれる不朽の名著。

一読の価値ありです。一生の学びに繋がります。

直接メッセージと間接メッセージのまとめ

伝え方には、「直接メッセージ」と「間接メッセージ」があり、ライティングにおいては、基本的には「間接メッセージ」を使うほうが無難です。

「直接メッセージ」を「間接メッセージ」に書き換えるには、自分自身の体験談などを交えてリライトしてみる方法がオススメです。