App Store Small Business Programの登録方法【2020年12月18日までに申請するべき】

個人開発者もしくは小規模開発事業者にとっては朗報です。

これまでiOSアプリでの有料アプリの販売やサブスクリプション販売を行っている方は30%の売上をAppleに納税する必要がありました。。

しかし、その手数料（Apple Tax?）が30%から15%に引き下げるプログラムが開始されました。「App Store Small Business Program」です。

おそらくですが、フォートナイトを運営するEpic社を始めとする企業との抗争を受けて、Appleは対応したのでしょう。

もちろん年間のApp Storeでの売上が100万ドル（約1億400万円）以下のみなど、制限はありますが、ほとんどの個人開発者や小規模事業者は当てはまると思いますので、申請しない手はありません。

早く申請すればするほど早く適応されるとのことなので、早めに申請されることをおすすめします。

今回の記事では、「App Store Small Business Program」の概要と申請方法に関して記載しています。

[App Store Small Business Program – Apple Developer]

App Store Small Business Programの概要

• 2020年度の収益が100万ドル以下の開発者や新規参入した開発者は対象となる（リリースしたアプリの収益合計で計算）
• 100万ドルを超えた場合は、その年の残りの期間は手数料が30%に戻る
• 100万ドルを下回った場合は、手数料がその翌年には15%に減額される
• デベロッパーアカウントを複数持っている場合は、Appleに正しく申告する必要がある

100万ドルを超えれば手数料が「30%（現時点では）」、下回れば「15%」となると考えて良さそうです。

大企業以外はほとんど対象ではないでしょうか。

App Store Small Business Programが適応されるタイミング

急いだほうが良いです！！

2020年12月18日までに申請をした場合は、2021年の1月1日までに適応が開始されます。

2020年12月18日以降に申請をした場合は、承認された月の月末から15日後に開始されるとのことです。Appleの公式サイトでは、例えば、2月10日に承認された場合は、3月14日から開始されるようです。

App Store Small Business Programの申請方法

申請自体は簡単ですが、すべて英語のみの記載となっているため、補足します。

[App Store Small Business Program – Apple Developer]

公式のURLにアクセスします。

中段までスクロールすると以下のような部分があるので、「Enroll」をクリック。「Enroll」は登録とか申請という意味です。

すると、Apple Developer Accountでログインが求められるので、いつもどおりログインします。

ログインが完了した画面で、Account Information等表示されているので、App Store Small Business Programを申請するアカウントでログイン出来ていることを確認します。

Paid Application Agreementに同意します。有料アプリやサブスクリプションを販売している方は、いつもただクリックして同意しているやつです。

Paid Application Agreementに同意するといくつ質問が出てきますので、それに答えていきます。

申請しているアカウント以外で、他のApple Developer Programメンバーのアカウントの所有権または株式の過半数（50%以上）を法人、個人、またはパートナーシップで保有していますか？

他のApple Developer Programメンバーは、アカウントの所有権または株式の過半数（50%以上）を法人、個人、またはパートナーシップで保有していますか？

他のApple Developer Programメンバーアカウントに対する最終的な決定権を持っていますか？

他のApple Developer Programメンバーは、あなたのアカウントに対する最終的な決定権を持っていますか？

私の場合はすべてNoでした。

Thank you for your submissionが表示されたら、申請完了です。