aws
自体はウェブのインターフェースで諸々の操作が出来るのでそれでも良いのですが、AWS CLI
が必要になる場面は出てきます。
CLI
とはコマンドラインインターフェースのことで、ブラウザの画面でポチポチ操作するのではなく、Macであればターミナルを用いてコマンドを入力することで操作します。コマンドラインで操作するのでコマンドラインインターフェースです。
AWS
にもコマンドラインインターフェースが実装されており、それをAWS CLI
と呼びます。ちなみに、AWS CLI
にはバージョン1とバージョン2があるので、今からであれば特殊な事情がなければ、バージョン2を使うことになると思います。
公式ドキュメントにもバージョン1とバージョン2で異なる記述がありますので、公式ドキュメントを参照するときには注意です。
この記事では、GUIとコマンドと2通りの方法で、AWS CLI
バージョン2をMacにインストールして使えるようにする方法を記述します。
GUIでAWS CLIをインストールする
パッケージをダウンロードし、ダブルクリックで開いてポチポチとインストールしていく方法なので、コマンドラインにあまり慣れていない方はこちらのほうが簡単かもしれません。
macOS での AWS CLI バージョン 2 のインストール、更新、およびアンインストール – AWS コマンドラインインターフェイス
上記公式ドキュメントから、AWS CLI
バージョン2のmacOS pkg
をダウンロードします。
次にダウンロードしたファイルをダブルクリックで開きます。
ずっと右下の「続ける」でそのままインストールまで進みます。これで完了です。
簡単ですね。
コマンドでAWS CLIをインストールする
これからAWS CLI
を使っていくのであれば、インストールもコマンドで行ってしまっても良いと思います。
curlコマンドでpkgをダウンロードします。
curl "https://awscli.amazonaws.com/AWSCLIV2.pkg" -o "AWSCLIV2.pkg"
ダウンロードしたpkg
ファイルをmac標準のinstaller
コマンドでインストールしていきます。
sudo installer -pkg AWSCLIV2.pkg -target /
これでインストールの完了です。
AWS CLIのインストール確認
AWS CLI
が正常にインストールされたことを確認します。
ターミナルを開き、awsコマンドが使えるようになっているかを確認します。
$ which aws
/usr/local/bin/aws
次に、AWS CLI
のバージョンも確認しておきます。
$ aws --version
aws-cli/2.1.23 Python/3.7.4 Darwin/19.6.0 exe/x86_64 prompt/off
このように、表示されていれば、AWS CLI
のインストールが完了しており、aws
コマンドが使用出来るようになっています。
AWS CLIバージョン2をインストールする時の注意点
AWS CLI
バージョン1とAWS CLI
バージョン2は、コマンドがaws
で同じです。かぶってしまうので、既にAWS CLI
のバージョン1をインストール済みの場合は、先にAWS CLI
バージョン1をアンインストールする必要があります。
AWS CLI
バージョン2をインストール前にバージョン1がインストールされているかを確認するには、上記と同じ、which aws
コマンド等で確認しましょう。not found
的な文言であれば大丈夫ですが、aws
が認識されている場合は、公式ドキュメントを参考にバージョン1をアンインストールしてしまいましょう。
以上です。
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