ライティング

【ライター初心者向け】読者を満足させるボディの書き方!!構成要素【ボディ編】

構成要素が3つあることはわかったが、ボディではどういうことに意識すればよいのだろうか?という疑問に対する記事です。

一番大事なことは、何と言っても、

導入部で高めた期待を裏切らないように読者を満足させる

ということにあります。

この記事ではさらに、ヘッド部分に引き続き、ボディではどうすれば読者を満足させられるのかということを具体的に解説していきます。

【ライター初心者向け】興味付けの極意!!構成要素【ヘッド編】記事には、ヘッド・ボディ・フットの3つがあることを理解したが、ヘッドの部分はどのような構成要素があるのだろうか?どのように書けば良いのだ...

ボディで意識するべきことを学び身につけ、自分なりの方法を編み出していくためにも、まずは最低限の知識を吸収していきましょう。

ボディで一番大事なことは、読者の悩みを解決すること

いくら素敵なタイトルや導入文を書いたとしても、ボディである本文に価値がなければ読者はがっかりします。

ボディは、読者が悩んでいることを解決してもらえるように、一番情報量を多く書き込む部分です。

読者に満足してもらうための、ボデイ(本文)なのです。

そのボディは読者の悩みを解決できているか?

タイトルやキーワードを考え、想定読者を頭の中に思い描くことで、読者の悩み・知りたいことを、掴むことが出来ます。

読者のためになる文章になているかを確認する方法として、
「タイトルの答えになっているか?」
「キーワードの答えになっているか?」
を確認しましょう。

例えば、「りんご 切り方」というキーワードを想定しているのに、「ライティングの勉強方法」を書いていても意味がありませんよね。

このような間違いは流石にありませんが、様々なサイトを見る中で、タイトルとボディで内容が違っているケースがたまにあります。

なれるまでは、文章を書き始める前、書いた後に、再確認しましょう。

グーグルに好かれる文章を書いているか?

読者の悩みを解決することが大事だと言いましたが、そもそも読まれるような状態になっていなければ、 読者の悩みを解決しようがありません。どんなに素敵な本文を書いていたとしてもです。

そのために、SEOを意識した「タイトル」「キーワード」「見出し」が大事になりますが、ここでは、文字数について言及します。

基本的に、文字数が多いほど、グーグルには情報が豊富だと見なされます。情報が少ないと(文字数が少ないと)、価値は薄いと判断されて、上位表示が難しくなります。

一般的には、最低2,000文字程度と言われていますが、少なくとも1,000文字は含めることで上位表示を狙えるようになります。

構成要素ボディ部分で書くべき情報は、機能的価値と感情的価値

記事に書き込む文章は、大きく2つに分けて考えることが出来ます。

それは、

  • 機能的価値
  • 感情的価値

この2つです。

これら2つの情報を余すことなくボディ・本文に文章に落とし込む必要があります。

機能的価値とは

機能的価値とは、客観的な情報を持つ価値のことです。

わかりやすい例でいくと、「機能的価値」が凝縮されているのは辞書です。辞書には情報量は膨大だが、基本的には面白みはありません。

この機能的価値をボディに含めるには、徹底的なリサーチが必要となります。

例えば、旅行先を紹介するのであれば、どのエアラインがおすすめか、その値段や時間帯などの利便性はどうか、宿泊先を紹介するのであれば、そのサービスの質はどうか、料金や予約の方法はどうか。

こういった客観的な情報は、機能的価値を持っていると考えます。

感情的価値とは

一方で、「感情的価値」とはなんでしょうか?

それは、執筆者自身の「感情」「体験談」「意見」などのことです。日記ブログなどはその代表というと、理解しやすいかも知れません。

読んでいて面白くないのは、感情的価値が含まれていない情報のことです。

辞書を読んだり、電化製品の説明書を読んでも面白くありませんよね。(面白いと感じる方はいらっしゃるかもしれませんが、あくまで一般的に言ってです。)

なので記事を書くときには、この「感情的価値」を意識して書くようにしましょう。あなたの体験がどうだった、どのように感じたのか、ここにこそ大きな価値があるのです。

また、体験談や意見・感想は、オリジナルのコンテンツになります。差別化に繋がります。

検索した時に「機能的価値」を記載した記事ばかりが羅列されていたらどうでしょうか?検索する内容にもよりますが、体験談や意見が知りたいということが大半です。

もちろん何かしらの手順や手続きの方法を主に説明するページでは、「機能的価値」が大半でしょうし、読者も「機能的価値」を求めていることもあります。ただし、「機能的価値」を求められているとしても、そこに「感情的価値」も含まれることで、より魅力的な文章となっていきます。

現在書かれている記事もしくは過去に書いた記事の文章を見直してみましょう。

そして、「感情的価値」を入れられる部分があれば、リライトしてみましょう。

記事はいくらでも見直してリライト出来るので、最初から完璧を目指す必要はありません。少しづつ改善していけば問題ありません。

また、「感情的価値」を書く時には、出来る限り言い切りの形をしましょう。

「〜〜だと思います」よりは、「〜〜です」と断定したほうがより魅力的な文章になります。より自信があるように見えます。

一般的な意見ではありますが、人というのは自信に満ち溢れている人に惹かれるものです。文章においても同じで、自信のあふれる文章のほうがより、人を引き付ける文章になります。

ボディ部分は、「常に読んでいていわかりやすい文章か」を心がける

文章を書いてみた後、その文章は、「中学1年生の勉強していない男子でも理解出来るか?」と確認してみてください。

中学1年生の勉強していない男子というのは、あくまで仮定ですが、人間の脳の地頭はそうそう変わりません。そういった方にも理解できるような文章であれば、誰にでも理解出来る文章であるということです。

もちろん、想定読者(ペルソナ)が社会人を想定しているのであれば、もう少し難しい言い回しや単語を使ってもいいでしょう。あくまでご自身の状況に合わせて、想定読者(ペルソナ)にとって親切な文章や単語を使っているか、ということを確認してみましょう。

では、その上でさらにわかりやすい文章にするためには、さらに何を意識したらいいでしょうか?

ライティングでFABを活用する

FABとは、想定読者(ペルソナ)に沿って、Feature(特徴)・Advantage(利点)・Benefit(利益)という考え方で伝える方法です。

特に想定読者(ペルソナ)に沿ってBenefit(利益)を深堀りし、Benefitを最重点に伝えるということが大事になります。

このFABと言う「フレームワークは、セールスでよく使われる考え方なので、営業マンとして業務されている方ならご存知かも知れません。

このFABで言われていることは、Fetature(特徴)よりも、Benegit(利益)を説明することで、相手にとって何が良いのかを伝え、どのような未来が待っているのかをイメージさせる、ということです。

実際に使ってみると、Benefit(利益)は反応がとても良いです。

「この商品の特徴は〇〇です」と伝えるのではなく、「この商品を使うことで〇〇な未来が待っています」と伝えるのです。

これはライティングだけでなく、対面のコミュニケーションにも活かすことが出来るので、ライティングを学ぶ醍醐味を感じることが出来るでしょう。

FABに関してより詳しく学んでみたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

【ライター初心者向け】FABを駆使してライティングの質を向上しようFABというフレームワークを知っていますか? もちろん知らなくてもブログやサイトの記事を書いていくことは可能です。 しかし、FA...

ライティングした文章を音読してみる

音読してみるということはとても重要です。

「音読してみてスラスラ読み勧めることが出来るか?」
「表現や言い回しがおかしくないか、回りくどくないか?」

こういった観点で音読してみてください。

ライティングというのは、文章を書く行為ですが、その本質は相手とのコミュニケーションにあります。

ライティングにおいて、「相手と会話しているように文章を書いてみる」「読みてとか来ての会話感」というものが重要になってきます。

音読することで、この「読者との会話」の違和感に気付くことが出来ます。
心の中で「読者と会話」してみてください。

また、対面では話せるのにライティングは出来ないということはありません。それは文章を書く経験が浅いだけです。

会話を文章に落とし込むだけなのです。コミュニケーションという観点では、会話もライティングも同じです。

このコミュニケーションを意識するために、「音読」はとても有効なのでオススメです。

構成要素ボディ部分のまとめ

文章には、機能的価値と感情的価値があり、多くの場合で感情的価値が求められています。

手順や手続きを説明する記事だったとしても、感情的価値も含めることでより魅力的な文章になります。

また、文章を書く上で「読者にとって常にわかり易い文章か」を心がけましょう。そして、よりわかりやすい文章にするために、FABや音読を活用して、何度もリライトすることで記事の質を向上させましょう。

ライティングの技術を向上させるには、書きまくる以外方法はありません。しかし、基礎的な知識を自分の中にインストールし練習することでとてつもないスピードでライティングのちからは身に付きます。

そして、そのライティングの本質は、相手とのコミュニケーションにあたるので、工夫して書いた文だけ、対面でのコミュニケーションにも生かしていくことが出来るでしょう。

このライティングの講座を通して、より豊かな人生を開いていきましょう。